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軽症うつ病―「ゆううつ」の精神病理 (講談社現代新書)

軽症うつ病―「ゆううつ」の精神病理 (講談社現代新書)
笠原 嘉
軽症うつ病―「ゆううつ」の精神病理 (講談社現代新書)
定価: ¥ 777
販売価格: ¥ 777
人気ランキング: 63634位
おすすめ度:
発売日: 1996-02
発売元: 講談社
発送可能時期: 在庫あり。

飽くまでも「軽症」うつ病についての本
様々なうつ病の中でも軽症のうつ病についてのみ語っています。そういう意味では読むのに注意が必要ですが、内容的には読んでおいて損のないものです。

うつ病患者の発症から、患者さんへの助言、さらには医師のアプローチ方法が詳細に書かれています。詳細と言っても一般の人にも非常にわかりやすく平易に書かれておきながら、その内容は非常に具体的です。文章も新書レベルで非常に読みやすく、私は二回も読んでしまいました。

作者は脳科学側からのアプローチしか出来ない、つまり「うつ病は投薬治療しか治す方法がない」と思っている医者とは全く正反対の医者みたいです。内容はどちらかと言うと心理的アプローチが多いです。と言っても患者に負担を与えるわけではなく、薬と並行して直していく一般的なうつ病治療を書いています。ただこの本の特筆する部分はやはり患者への詳細なアドバイスでしょう。これほど実際に役立つアドバイスは無かったです。

精神科には行きたくない―でもだからと言ってこのうつ病を放っておきたくないという人には一つの道しるべの本となるのではないでしょうか。うつ病に対して絶望している人も、うつ病に対して穿った見方を持っている人も、一度はこの本を読んでみる事をお勧めします。

うつ病理解への第一歩
同僚がうつ病になり、「うつ病とはどういうものか」という疑問から本書を手にとりました。

軽症うつ病とありますが、内容は近年よく診療対象となっている軽度のうつ病について精神科医である筆者の治療経験を中心に解説してあります。うつ病とはどういうものかという解説はもちろん、その原因や経過、職場におけるメンタルヘルスまで網羅しており、入門の第一歩としてとてもためになる本でした。難しい部分は無く具体例を上げてうまく説明されているため、読み進めることにストレスはまるで感じませんでした。

文章の表現はとても柔らかで行間からは愛情も感じます。私のように、身近にうつ病の方を持った場合、まず手に取る1冊としてお勧めできるのではと思います。

うつ病治療中に読みました
私は2008年にうつ病で会社を6か月休職した40代の男性です。
この本は通院していた心療内科の受付に備えつけて紹介されていた本で、
会社に復帰する2週間ほど前に購入し、読んでみました。

うつ病の中でも、軽症うつ病が、
特に中高年に多く発症しているとする本書の解説を読み、
自分も多くの典型例のひとつだったのだという思いを強くしました。

特に、「内側からひとりでになる」という発症形態は、
自分はなぜうつ病になったのか、
というわだかまりを解消してくれることとなり、
大変に勇気づけられました。

また、うつ病は治るものだが、
治っても発症したときのことは忘れないようにという記述もあり、
今私は発症当時のことを忘れることなく、
客観的に見つめ直すことができるようになり、
この文章を書いています。

この本は、うつ病患者への優しい視線に
満ちあふれています。
うつ病で治療を受けている方やその家族、
また、うつ病が疑われる本人やその家族に
広く読まれることを期待しています。

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